へいまいく!

Big Band、Saxの話題や、自分が採譜したソロ譜面を公開する音楽系ブログです。

国立ニュータイドの山野出場辞退の件

2009年第40回大会から大会を4連覇していた、国立音大ニュー・タイド・ジャズ・オーケストラが、今年の大会開催約2ヶ月前になって、突如自主的にリタイアするとの事になりました。

何か不祥事でも起こしたのかと思ったのですが、翌日に同バンドの公式ホームページで告知されたところによると、以下の通りです。

【−−−−以下引用−−−−】
大学側より国立音楽大学宛に、一般を名乗る方より
「ジャズを専門に学ぶ学生が山野に出場するのはいかがなことか」
との投書があったことを知らされました。
その投書をうけ、大学、顧問の先生、日々お世話になっている方々、
たくさんの方々にお声をかけて頂きました。
そしてバンドメンバー全員で話し、 山野の出場を辞退することは、
今後自分たちにとって、そしてバンドの方向としてもきっと前向きな
決断となる、そういう結論に達しました。
【−−−−以上引用−−−−】

この問題って、2つの側面があると思います。

1点目は、この投書で問われている「ジャズを専門に学ぶ学生が山野に出場しちゃならんのか」という点。
2点目は、「こんな時期に、ディフェンディング・チャンピオンという立場でありながら、自分達の都合で出場を辞退した」、という点。

まず、1点目について。

こんなの運営側がルールを定めれば良い話なわけで、定められたルールの中で自由に泳いで自由に表現する上では、それをバンド側が気に掛ける必要なんてさらさら無いと思います。
国立音大だって、ジャズ専修科が出来た平成23年頃から、たまたま連覇出来ている、というだけだと思いますし。
(ちょっと前には、10位以内の入賞すら出来ていない年すら有るわけですし。)

1年毎にバンドメンバーだって入れ替わって行くわけだし、また、一般大学の学生の中にだって、プロ指向の人だって居るわけですし。

個人的にはそれよりもむしろ、同大学ジャズ専修科の講師がコンテストの審査員を兼ねている方がよほど問題だと思いますが…。

で、2点めについて。
僕は今回、こちらの方が遥かに問題だと思います。

自分達の都合で、こんな時期に勝手に辞退するってのは、コンテストの出場者に対して大変失礼だと思います。

どうせ辞退するなら、せめて予選開始前にとっとと辞退しろよ、という印象。
参加出来るバンド数が規定されている中で、彼らが出場枠を1つ無為にしたわけですから。
まぁ彼らに予選会のスケジュールなんて眼中に無いんでしょうが…。

また、ここ数年間連覇しているディフェンディング・チャンピオンという立場でのリタイア、というのも今年のコンテストで最優秀を獲るバンドを愚弄する行為だと思います。
最優秀獲るバンドだって、釈然としないんじゃないでしょうか。

更に言えば、1点目と2点目両方に係る問題ですが、他にジャズ専修科を持つ音大に対する風当たりが強くなる事が考えられます。
「国立が出場辞めたのに、お前らなんで出てるん?」という。

投書をきっかけにしている風に見えますが、結局は周囲を顧みずに自分達のエゴを通しただけの、大変身勝手な振る舞いであり、全く感心出来ません。

ユニークな演奏をするバンドの演奏を聞く事が出来ないという点においては、純粋に残念だとも思いますが…。